腎虚や水毒などが原因のアレルギーが薬膳で改善されるのは何故か?
パパッと薬膳
腎虚と水毒
現代は医学が進歩しているとは言え、原因不明の症状は数多く存在します。
- アレルギー
- 自律神経失調症
- うつ症状
などをはじめ、毎年、多くの難病が生まれていますから。
腰痛や肩こりでさえ、大半は原因不明か、特定は出来ても治せないものが多くありますね。
でも、こういった悩みの多くは現代病と呼ばれます。昔にはアレルギーは多くありませんでしたし、ぎっくり腰は年を重ねて働き過ぎる人がなるものでした。
今は若い人も腰痛や肩こりを訴えますね。その原因は何かと言われたら、食生活の影響が最も多いと言われます。
身体に深刻な影響を与える食生活とは
身体が、食べた物で出来ているのは分かりますね。良いものも悪いものも口にすれば、当然、身体に反映されます。
- 体型の良し悪し
- 筋肉の質
- 肌の状態
などは当然、普段の食事に左右されています。最も影響を受けるのは、食事を分解して吸収し、排泄まで担当する内臓ですね。
世間では身体に良い物を食べれば、健康になれるという風潮がありますが本当でしょうか?
東洋医学では、人間の身体を自然に見立てて考えますので、自然界での良い悪いを基準に考えます。
自然の生き物にとって、最も重要なのは何か?答えは「循環」です。つまり、川であれば流れる事が大切で淀むことが一番、悪いと言えますね。
人間も動物も食べられなくても、ある程度、健康は保てますが、排泄できなければ、すぐに死んでしまいます。
だから動物は体調が悪いときは、吐き戻したり、何も食べないという選択で健康を守ります。
具合が悪いと、すぐに何か口にする人間とは大違いですね。
人間の身体も
- 余計な水分を排泄出来ない状態を水毒(すいどく)
- 食品添加物などの消化できないものが溜まった状態を腎虚(じんきょ)
と呼びアレルギーや老化の原因と考えています。
腎虚や水毒にならない理想的な食生活
身体のバランスを考えれば、栄養を摂ることはもちろん重要ですが、栄養だけを摂っては排泄が良いとは限りません。
東洋医学では一物全体食と言って、食材は丸ごと頂くのが良いとしています。
丸ごと食べれば不要な部分もついてきます。ですが、その無駄に見える部分こそが排泄を促し、健康を保つ秘訣と考えています。
それを踏まえて、自分の出身地の食べ物を、旬の時にいただくのが最良と考えています。
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まとめ
西洋医学では科学的根拠に基づいて、具体的な数字の元、理想的な食事を提案します。
しかし、人間は一人一人が違いますから、同じ結論になるのは、おかしいに決まっています。
大切なのは自分に合ったものを、適切な時期に口にして、少し無駄があるくらいが自然で理想的と言えるかもしれませんね。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院