むくみの症状は痰湿と呼ばれ悪化すると冷え性や倦怠感、腰痛に襲われる!

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浮腫み

足のむくみがひどく肝臓の数値が良くない。

足のむくみがひどい時には、足先の感覚もない。

朝起きると顔やまぶたがむくむ。

ウォーキングの最中に手がむくむ。

むくみの症状を東洋医学では痰湿(たんしつ)と表現したり水毒(すいどく)とも呼びます。

こちらでは、身体のいたるところで起こるむくみの原因と対処法を東洋医学の観点から書いています。

なぜ痰湿(むくみ)は起こるのか?

多くの人が悩んでいるのは足の痰湿(むくみ)です。

次に多いのは顔の痰湿(むくみ)です。

むくみやすい場所は人によって様々ですが、原因は同じ場合もあれば、同じ場所がむくんでも原因が違う場合もあります。

これがいわゆる異病同治、同病異治と言われる状態です。

内湿は肺脾腎に発生するが、そのなかでも脾の症状は重く、腎の症状はさらに重い。肺は水津を通調し、脾は水精を散布し、腎は水津を通調散布する中枢である。

石寿棠『医原』

ここから分かるのは、

  • 肺は水量を調節する
  • 脾(膵臓)は水を全身に送る
  • 腎は肺と脾をコントロールする

ということです。

そのため、痰湿(むくみ)と言ってもどこを調節するべきかをまずは特定する必要があります。

 

自分の体質を見極める

常に痰が出やすい人は、水質が停滞するという特徴があります。

この体質の人は、もともと湿が身体に溜まりやすく、

  • 肥満しやすい
  • 舌苔がつきやすい

なども特徴としてあります。

基本的には消化器系が弱いので、脾(膵臓)が弱く流れが滞ることでむくみが生じます。

このタイプの人が暴飲暴食をするとすぐに倦怠感に襲われるようになります。

結果として冷え性が悪化することも多いです。

口の中が粘るが水を飲みたがらない人が多く、水様便になっても水分をとらないのでミネラルバランスが崩れて余計に症状が悪化する傾向にあります。

このような状態を特に痰熱内擾(たんねつないじょう)と呼びます。

東洋医学では体内にたまった余分なものは熱を発生するといいう考え方をします。

原因は、特に現代人に多いのが食生活の不摂生、食べ過ぎ飲み過ぎです。

その他、季節の影響、湿度なども併せて影響を及ぼします。

食べ過ぎ飲み過ぎの傾向がある方は、まず第一に食生活の改善が必要です。

 

脾の失調が肺を犯す

脾の失調が長く続き咳が止まらなくなると肺が侵されだした状態です。

この状態になると白っぽい痰が黄色になり胸のつかえなどもひどくなります。

慢性的に肺が犯された状態が続くと肺炎や喘息などの重い症状につながります。

この状態が長く続く人は体質的に冷えのぼせを起こしている人が多く風邪を引くと長引きます。

 

さらに悪化した状態が腎虚を生む

水分の停滞が冷えを生み腎を弱らせます。

腎の弱りは身体を老化させ腎虚の状態にします。

ダルさは慢性的になり、

  • 少し動くと足がだるい
  • 慢性的な腰痛がある
  • 歩き出しに膝が痛む

などの症状が現れたら痰湿が最も悪化した状態で腎虚の状態へと移行しています。

ここまで来ると改善には時間がかかりますが、老廃物の排泄を促し水分を補給し身体を温めることで改善します。

 

痰湿の改善に注目されるモリンガ茶

効能として有名なのは、

  • 免疫力アップ
  • 炎症の抑制
  • アレルギーの改善
  • デトックス

などの腸内環境の改善です。

モリンガ茶は強いデトックス作用により老廃物の排泄を促し、腸内環境を改善するので、免疫力やアレルギーの改善につながるのです。

モリンガ茶が注目されている理由はビタミンやミネラルの豊富さに加えて、アミノ酸が豊富という事です。

豊富なアミノ酸が身体の代謝を促進し、高いアンチエイジング作用も期待できます。

含まれるアミノ酸の種類は、

  • 成長ホルモンの分泌を促すアルギニン
  • 脂肪燃焼作用のあるチロシン
  • 肝機能を回復するアラニン

などが豊富に含まれています。

モリンガ茶の樹は漢方やオイルとしても使われ葉から幹、根まで使われるミラクルツリーと海外では呼ばれています。

 

まとめ

むくみは痰湿と呼ばれる状態で、東洋医学では肺・脾・腎の失調を疑います。

改善のためには、

  • 熱の排泄
  • 老廃物の排泄
  • 水分の補充

が重要です。

アーユルヴェーダでも注目されているモリンガ茶は痰湿体質の改善には極めて効果的なので、試してみてください。

最近では、沖縄産などの国産のモリンガ茶も増えています。

⇒大阪市北区で痰湿の体質を変えたい人へ

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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