ストレスをコントロールする東洋医学の知恵
東洋医学と西洋医学の違い
ストレス
何もかも嫌になる時がある。
急に気持ちが不安定な日々が続く。
職場の人間関係で悩んだり理不尽な事が続いている。
突然泣きそうになる。
こんなことで悩んでいませんか?
ストレスを感じたときに起こる身体の変化
ストレスを感じると人間は太りやすくなります。
最近の研究では、
- 肉体的
- 精神的
にかかるストレスは、コルチゾールの放出をもたらし、慢性的にストレスを感じている人は、慢性的にコルチゾールが高い値になり、脂肪蓄積を促し肥満につながると発表されています。
コルチゾールとは亢ストレスホルモンと呼ばれ、ストレスを感じた時に放出され、血糖値を上げることで身体をストレスに対処できるようにします。
結果として、身体は内臓脂肪の増加をもたらすと言われます。
実際の動物実験でも、肉体的および精神的ストレスを与えると動物の内臓脂肪は増えました。
ストレスに強い身体を作る食事の仕方
東洋医学の知恵では身体を健康にするために必要なのは、食事のカロリー制限より食べるタイミングを重視します。
- 朝は皇帝の食事
- 昼は皇子の食事
- 夜は皇后の食事
を心がけるのが重要と説明しています。
朝には栄養を意識して食べて、昼には量を食べ、夜は質素に食べることが重要としています。
食事のとり方は一日を通して血糖値を安定させるためにとても重要です。
食事のとり方一つでも身体にはストレスになるときがあります。
寝る前の食事がいに負担をかけて身体のストレスになるように、朝食の栄養が不足した状態では身体にはストレスとなります。
具体的には朝は果物や野菜を中心に摂りましょう。
特に食物繊維を多くとると排泄を促すのにも効果的です。
朝は身体が排泄を促す時間なので、身体から老廃物を排泄しやすくなります。
昼は炭水化物を多めにとって活動に備えます。
動くときにはエネルギー源を確保しましょう。
逆に寝る前の夜は炭水化物を控えましょう。
寝てる時に胃腸に負担をかけると、身体は大きなストレスを感じます。
寝るときには胃の中が減っているほうが良いので質素に食べましょう。
その方が身体の代謝を促し回復します。
睡眠が身体に与える影響
慢性的なストレスが睡眠に影響を与え、睡眠がコルチゾールのリズムに影響を与えます。
そのため、ストレスが多いときには眠れなくても身体を横にしているほうが良いのです。
また、平日と休日の睡眠時間の差が大きくなるとリズムが乱れるので休日でも遅くまで寝ないほうが身体は元気になります。
睡眠不足でコルチゾールの分泌が過剰になります。
さらに、休日などで遅くまで寝ているといつもより多くのコルチゾールが分泌されるのです。
これでは身体はストレスがかかったときに十分なコルチゾールが出せなくなるので身体はストレスに弱くなります。
基本的には休日であっても朝は平日と同じ時間に起きるのがおすすめです。
睡眠のとり方を変えることは、ホルモンバランスを見出し身体にストレスを与えます。
どうしても、もっと眠りたいという時には昼寝がおすすめです。
朝の睡眠を二時間多くとるよりも、昼寝を30分とるほうが体力の回復は促されます。
また、昼寝の場合はコルチゾールの分泌を乱れさせる心配もないので安心です。
ストレスの解消法
ストレス発散のポイントはコルチゾールを排出することです。
そして、ストレスホルモンは涙とともに排出されます。
そのため、ストレスの解消に泣くのが効果的なのはこのためです。
さらに研究によると人前で泣くほうがストレスの発散効果は高いとの報告があるので、映画館や涙活のセミナーなどで泣くのも効果的です。
自然と泣きやすくなるためには、丹田(へその下3cmくらい)の部分を温めることが有効です。
40度くらいのぬるま湯に30分くらい浸かるのが効果的です。
そうすると温まった熱が頭に上り自然と涙が流れやすくなります。
そのため、人前では泣きにくい人はぬるま湯に浸かりながら泣く時間を作ることがおすすめです。
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まとめ
ストレスが溜まるとコルチゾールの分泌が過剰になり余計にストレスに弱くなります。
そのため、ストレスに強くなるためには定期的にコルチゾールの排出を促すのが大切です。
睡眠もコントロールしてコルチゾールの分泌もコントロールすることも重要です。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院