間質性膀胱炎は菌が見つからないのに何度も繰り返す

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人物紹介

澤 楽(さわ らく)

東洋医学をベースに内臓整体で身体の体質改善を目指す整体師。

栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康とは何かを考えている。

澤楽「今日も皆さんの健康のために解説します」

土麻(どま) 二人兄妹

癒し系でのんびりや、食べることが大好き、澤楽の整骨院の受付嬢

インドア派でカラオケが趣味、患者さんに健康体操やツボを教えている。

土麻「こんにちは~、今日も澤楽先生の東洋医学を送ります」

土麻「澤先生、今日は繰り返す膀胱炎に悩んでいる人に向けた内容ですよね?」

澤楽「そうなんだ。一般的に膀胱炎は細菌の感染だけど何度も繰り返すときには違う原因が潜んでいるからね」

土麻「じゃあ、お願いしま~す」

間質性膀胱炎とは

間質性膀胱炎とは頑固な頻尿や、下腹部の痛みなどを繰り返す慢性的な膀胱炎です。

細菌感染で起こる急性膀胱炎や尿意切迫感を来す過活動膀胱と症状がよく似ていますが、全く別の病気です。

間質性膀胱炎細菌感染ではなく、尿には異常がありません。

医療機関を受診すると、抗生剤を処方されることが多いですが、一時的に症状が治まっても何度も同様の症状が起こります。

そのため、精神的なものが原因であると誤解されることが多いのも特徴です。

頻尿が顕著な場合は過活動膀胱と診断され、治療薬である抗コリン剤が処方されますが、あまり効果が無い場合は間質性膀胱炎が疑われます。

典型的な症状としては、尿がたまると膀胱に痛みを感じます。

その他にも、

  • 薬を飲んでも頻尿が治らない
  • 膀胱炎のような症状だが、病院へ行っても尿に異常がないと言われた
  • 尿がたまると下腹部が痛い
  • 性交時にも痛みがある
  • 夜に2回以上もトイレに起きる

などが代表的な特徴です。

間質性膀胱炎は膀胱粘膜が害されて起こります。

病院での治療としては、膀胱水圧拡張術や潰瘍焼灼術などの膀胱を広げたり、潰瘍を焼き切ったりする手術があります。

特に疼痛がひどい人には効果があるとされています。

また水分を十分取って尿を薄めたり、こしょうや唐辛子などの刺激性の食品を控えるように指導されます。

 

東洋医学から見た間質性膀胱炎の原因

東洋医学においては、間質性膀胱炎の際に

  • 熱による炎症
  • 冷えによる膀胱収縮

かを見ます。

主な体質としては、

  • 腎虚(じんきょ:加齢によるエネルギー低下)
  • 痰湿(たんしつ:水分代謝の低下)
  • 気滞(きたい:熱の滞り)

があります。

腎虚とは加齢による体力の衰えや、下半身の筋力低下が原因で起こります。

  • 疲れやすくなった
  • 足腰が冷えて痛みやすい
  • 夜間の頻尿
  • 腰痛

などが主な症状で身体の機能を回復させる八味地黄丸(はちみじおうがん)などが用いられます。

 

食事としては、補腎の食材を取ります。

腎をつよくする食べ物の代表的なものを挙げると

  • くるみなどのナッツ類
  • 黒豆
  • 黒キクラゲ
  • 黒ごま
  • 海草類
  • 山芋
  • エビ

などが食材があり、基本的には海産物や木の実などのナッツ類、ネバネバ系の食品が多くなります。

痰湿には猪苓湯(ちょれいとう)が排尿トラブルに広く用いられています。

化痰(痰を取り除く)のものをとります。

  • マッシュルーム
  • キュウリ
  • アスパラ(緑)
  • トウモロコシ
  • トマト
  • ミカン
  • 豆類(小豆、枝豆、大豆、緑豆)
  • はと麦

などがメインになり、夏から秋が旬の野菜や豆類、果物がメインになります。

体内に余分な水分がたまった状態を改善します。

  • 口の渇き
  • 排尿困難
  • 排尿痛
  • 残尿感
  • むくみ

などがある場合に用いられます。

気滞の場合には黄連解毒湯(おうれんげどくとう)が用いられ、のぼせて顔がほてる方向けです。

  • 鼻出血しやすい
  • 不眠症
  • 神経症
  • めまい
  • 更年期障害

などがある人におすすめで女性であればホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなど当たります。

食材としては理気の物を摂ります。

  • 玉葱
  • らっきょう
  • 蕎麦
  • オレンジ
  • ジャスミンティー
  • ローズティー
  • 陳皮

などになり、基本的には香り高いのが特徴です。

 

まとめ

土麻「こういう食事や漢方で間質性膀胱炎は治るんですか?」

澤楽「そうだね、でも自分の体質が分からなかったり、食事や漢方が合わないと感じたら違う体質も疑うのが大事なんだ」

土麻「やってみたダメだったら他を試すんですね~」

澤楽「その通りだよ、東洋医学はやってみてダメなら他も試す柔軟性が持ち味だから

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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