東洋医学から見たシェーグレン症候群の解消法

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人物紹介

澤 楽(さわ らく)

東洋医学をベースに経絡内臓整体で身体の体質改善を目指す鍼灸マッサージ整体師。 栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康を実践している。プラチナ経絡整体で様々な疾患を解消しています。

⇒澤楽がプラチナ東洋医学で解消できる疾患一覧

本日は、相談のあったシェーグレン症候群にアレルギー性鼻炎と喘息を併発しているというタイプです。

シェーグレン症候群とは

シェーグレン症候群とは、膠原病と呼ばれる免疫の異常により起こります。

そのため、関節リウマチなどに伴いやすいことでも知られています。

実は、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などのアレルギー疾患を持っている人が多いことで知られています。

シェーグレン症候群は、

  • ドライアイ
  • ドライマウス

などの乾燥の状態が強く出る疾患です。

関節リウマチ以外にも様々な病気に合併したり、単独で発病したりします

乾燥症状は眼と口以外にも鼻や喉、気道などにも出現します。

有病率は300人に1人くらいとされていますが、実はかなり多くの患者がいると言われます。

色々な異常が疾患ですが、基本的には外分泌腺の機能異常です

口腔や気道などの唾液の不足により、口が渇き飲み込みにくかったり口内炎や歯周病などが起こりやすくなったりします。

鼻や喉の乾燥から、出血や痛み、違和感なども強くなります。

 

東洋医学から見たシェーグレン症候群

シェーグレン症候群の症状は、

  • 倦怠感
  • うつ状態
  • 発熱

などが見られます。

間質性肺炎の合併もまれにあります。

こららの症状は、東洋医学的から見ると陰虚(いんきょ:水分不足)に分類されます

さらに、併発しやすいアレルギー疾患の多くは東洋医学から見ると痰湿(たんしつ:水分停滞)に分類されます。

つまり、シェーグレン症候群とアレルギー疾患が併発する人は、水分代謝に問題が起こっていると考えられます

陰虚の原因は腎臓の弱りを疑い、痰湿の原因は消化器(胃や膵臓)の弱りを疑います

腎臓は余計な水分を排泄し、脾(胃と膵臓)は水分の吸収を促します。

そのため、腎臓と消化器が弱っていると水分代謝に問題を起こします。

加えて現代人の多くは、水分の巡りを促す肺が弱っているので慢性的な水分代謝の低下が起こっているのです

 

陰虚と痰湿の解消法

陰虚と痰湿を解消するには、水分代謝を高めることが重要です

水分代謝を高めるには、

  • 腎臓
  • 消化器(胃と膵臓)

の機能を高めることです。

まず基本となるのは、水分をしっかりと摂ることです。

目安としては体重の3%になるので、60kgの人なら1.8ℓくらいになります。

ただし、冷たい水だと消化器を弱らせるので白湯がおすすめです

そして、肺の機能を高めるには息が切れるくらいの運動が大切です。

普段から運動不足の人は肺が弱り、水分の巡りが弱ります。

しっかりと動いて、多くの水分を摂り尿をしっかりと出せば身体の水分代謝は良くなっていきます

水を飲むのが苦手な人には、カモミールティーやルイボスティーなどのハーブティーもおすすめです。

 

 

水分代謝を向上させて健康に!

シェーグレン症候群は水分不足による乾燥が目立ちますが、アレルギー性鼻炎などは水分の停滞が問題となります。
そのため、水分をしっかりと摂ることと水分代謝を高めることが根本的な解消に役立ちます。

 

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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