逆流性食道炎による胃や喉の違和感の対処法
健康法
人物紹介
澤 楽(さわ らく)
東洋医学をベースに経絡内臓整体で身体の体質改善を目指す鍼灸マッサージ整体師。 栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康を実践している。プラチナ経絡整体で様々な疾患を解消しています。
胃が弱く、コーヒーなどで胃が痛くなる。
精神的なダメージでも胃が痛み喉にも違和感がある。
病院では逆流性食道炎と言われ薬をもらっている。
こちらでは逆流性食道炎の原因と、事前に予防する東洋医学の養生法を紹介します。
逆流性食道炎とは
逆流性食道炎とは食道の粘膜に何らかの炎症が起きて、表面が少し荒れた状態です。
場合によって、深いところまで欠損し潰瘍などができてしまいます。
普通なら胃の中に入った食べ物は胃液と混ざり合い腸に進みます。
ですが、一部は食道に逆流することもあります。
そして食道に過剰に逆流することで、食道の粘膜に炎症を引き起こしたのが逆流性食道炎です。
逆流性食道炎は病気ではなく症状で、慢性的な疾患であるクローン病やベーチェット病などが原因となります。
他にも、薬やウィルスが原因ともなります。
最も多い逆流性食道炎は、食道と胃の間を蓋をする括約筋という筋肉の機能が低下して逆流することです。
括約筋の機能低下は、肥満や妊娠などで胃に圧力がかかっても起こります。
また、血圧の薬を服用している場合にも括約筋の機能は低下します。
逆流性食道炎を起こす生活
食べたものを消化しづらく、胃が重く感じる胃もたれを起こしやすい人がいます。
食後に胸が焼けつくように痛くなる胸やけや酸っぱいものが口に上がってくるのは逆流性食道炎の初期症状です。
普段からげっぷの回数が多くなる人は、胃の機能が低下している可能性があります。
逆流性食道炎の検査は、胃カメラで食道の炎症を確認します。
ですが、逆流性食道炎の症状があっても炎症が見つからない場合もあります。
病院では逆流性食道炎の症状があると胃酸の分泌を抑えるための薬を処方します。
また、禁煙や禁酒、肥満を解消するための食事方法の改善などを指導します。
逆流性食道炎を起こす人の多くは、
- あまり噛まない
- 満腹になるまで食べる
- 食後に横になる
などの習慣があります。
そうすると消化不良を起こしやすく、胃の内容物が逆流しやすくなります。
東洋医学から見た逆流性食道炎
東洋医学から見ると、逆流性食道炎の原因を胃だけとは考えません。
問題となるのは、胃の内容物が胃から腸へと自然に進んでいかない事だからです。
そのため、東洋医学なら胃の機能を高めることに加えて、腸の機能も高めます。
胃の次にある小腸で渋滞を起こせば、胃の内容物は逆流しやすくなります。
小腸の次の大腸から内容物が排泄されなければ、小腸で渋滞が起こります。
そのため、胃の機能を高めることと同じくらいに、排泄を促すことが大切です。
現代人の多くは、消化不良のために排泄力が低下し、排泄出来ないから胃の内容物が逆流していることがほとんどです。
そのため、胃腸が弱い人は白湯を飲んで、胃を温めると同時に排泄を促すのが大切です。
普段からげっぷが多く、下痢をしやすい人には特に有効です。
また食事は腹八分を心がけて、小腸での渋滞を起こさないことが逆流性食道炎による胃や喉の違和感を解消する近道です。
まとめ
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院