土樹のピンとくる栄養学リンの効果効能

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人物紹介

土樹(どき) 二人兄妹

人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学を教える大学教授。

土樹「こんにちは。今日も栄養学の講義を始めます」

 

リンとは

リンは必須ミネラルの一つです。

カルシウムと共に骨と歯の成分であり、代謝を助けます。

カルシウムの吸収率を高めるためには、カルシウムとリンの摂取量が1対1の割合が理想的であるとされています。

リンの過剰摂取はカルシウムの吸収を妨げ、カルシウムの過剰摂取はリンの吸収を妨げます。

しかし、近年は食品添加物に含まれるリンの摂取量も増えたために、1対2以上の割合となってしまっています。

リンが過剰になるとカルシウムと一緒に血管や内臓を石灰化して固くする危険があるので注意が必要です。

リンは

  • 体液の酸とアルカリのバランス
  • 浸透圧の調節
  • 心臓や腎臓の機能の維持
  • 神経伝達

などにも関与する重要なミネラルです。

リンの過剰摂取には、特に注意しなければいけません。

食品添加物を含む加工食品ばかり、長期的に食べていると過剰摂取による健康被害を引き起こし、腎臓機能の低下をはじめ、体内のカルシウム量が低下し、副甲状腺ホルモンの分泌異常を起こします。

慢性腎臓病(CKD)による腎機能の低下はビタミンDの活性を阻害するのでカルシウムの吸収率を下げてしまい副甲状腺の機能亢進症をおこします。

結果として、副甲状腺の機能亢進がカルシウムとリンの血中濃度が高い状態になり心臓疾患の危険を高めます。

基本的に避けたいリンを多く含む食品は、

  • 肉や魚
  • 乳製品
  • スナック菓子
  • 加工食品

などになります。

肉や魚と乳製品はカルシウムを多く含む食品であると同時に、リンを多く含む食品でもあります。

そのため、それだけなら骨や歯を丈夫にしてくれますがスナック菓子の食べ過ぎはせっかくのカルシウムを含んだ食品の効能を台無しにするので気をつけましょう。

 

まとめ

「リンはあまり聞かないミネラルかもしれませんが、必須ミネラルの一つで食事から摂取しなければなりません」

「丈夫な骨や歯を作るにはカルシウムが有名ですが、リンはカルシウムを助けて丈夫な骨や歯を作る名脇役です」

「ですが現代人はリンを過剰摂取しやすいので、子供の時期にスナック菓子の食べ過ぎを避けたほうが良いのはこういった理由です」

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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