水太のスマート筋トレは筋骨の考え方

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人物紹介

水太(みずた) 二人兄弟の下 泌尿器系が弱りやすい水タイプ

とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。

金代(かなよ) 二人姉妹の下 呼吸器系が弱りやすい金タイプ

マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている

水太「金代!筋骨って知ってるか!?」

金代「何よ急に、筋肉と骨ってこと?」

水太「そうだけど、そうじゃないんだよ!!」

金代「ああそう(、、、また分かりにくいことを)」

水太「聞くと驚くぞ!」

筋骨とは

筋骨とは、もちろん筋肉と骨のことです。

誰に聞いても筋肉と骨のことは知っていると思います。

ですが、筋骨の考え方をしている人は、おそらく少ないと思います。

筋骨を理解するためには、まずは関節のことを思い浮かべてもらいます。

人間には、指から背骨、足までに多くの関節があります。

そして、全ての関節には筋肉がついています。

ですが、可動域に関しては人によって様々です。

もちろん、靭帯や骨の形状などが可動域を制限している側面はありますが、多くは筋肉が可動域を決定しています。

身体を動かすのは筋肉の役目ですが、動きすぎないように制限するのも筋肉の役目です

つまり、筋肉が骨の動きすぎるのを防ぐための働きが筋骨の役割と言えるのです。

筋肉には、

  • 主動筋
  • 補助筋
  • 拮抗筋

という役割分担があります。

腕を挙げる時も、腕を挙げる主動筋にあたる筋肉は決まっていて、助ける役割の補助筋となる筋肉も決まっています

さらに、腕を挙げようとした時に挙がりすぎを防ぐために働く筋肉が拮抗筋です。

これらの筋肉が過不足なく働けば問題ありませんが、過剰に働いたり働かなったりすると問題になります。

例えば、足を一歩前に出して着地したときに、身体を支える筋肉が働かないと身体は崩れてしまいます。

歩いていると急に力が抜けそうになるという人は、筋骨の働きが不十分だと言えます

ただし、筋骨とは特定の筋肉を指すのではなく、拮抗筋の役割や姿勢の維持を果たす筋肉を差します。

当然ながら、筋骨の役割をするのは姿勢や動作によって異なるということになります。

そのため、普段では筋骨を意識することは無くても、勝手に身体が筋骨の働きをしてくれます。

アスリートくらいのレベルであれば色々と意識することも可能かもしれませんが、多くの人はあれこれと意識するのは難しいと言えます

大切なのは、いかに力を抜いて動くかということです。

変に力を入れたまま動こうとするから、筋骨が不自然な働きをして身体に負担をかけて歪みを作ったりするのです。

スポーツでする怪我の多くも、打撲を除けば過剰に力が入っているときに起こります

陸上などにおけるシンスプリントに代表される脛の痛みは、足の筋肉に過剰な緊張が原因で起こります。

怪我の予防にフォームが大切だというのは、最も筋肉の緊張を無くしながら動けるからです

物を投げる動作でも、首を引けば肩甲骨は勝手に移動しますし、肘を引けば手首の位置は決まります。

だから、全ての関節を意識しなくても、力さえ抜けていれば首の位置を変えるだけでもきれいな姿勢になるのです。

特定の動作に気をとられると、他の所に力が入って不自然な動きになります

だから、人間の動きや姿勢というものは、ある程度は身体の好きにさせるのが望ましいのです。

歩くときなら膝を前に持っていけば、自然と歩けます。

椅子から立ち上がるときは、胸を前に出すだけで立ち上がれます。

無駄な動作を省けば、身体は楽に動けます。

これが筋骨という考え方です。

理想的な動きがあるというよりも、力を抜いた状態で最初の動作を行えば、自然に身体は動きます

 

筋骨はリラックスしてこそ働いてくれる

水太「分かったか!動くときにはリラックスが大事なんだ!!」

金代「、、、私はいつもリラックスしてるわよ」

水太「そうだな!少しは力も入れろよ!」

金代「はいはい(どっちよ!)」

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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