過敏性腸症候群が起こりやすい季節とは
健康法
過敏性腸症候群の季節性
一般的に過敏性腸症候群の患者さんが増えるのは春~夏です。
春は気温差と気圧差が大きく、天気が変わりやすくなることで自律神経が乱れやすくなります。
また春は人の動きも多く、仕事や学校などの環境が変わるのでストレスを受けやすい時期でもあります。
結果として普段よりもストレスを感じやすい季節と言えます。
自律神経が乱れた状態だと、普段よりもストレスに弱くなるので下痢や腹痛を起こしやすくなります。
そのため、経絡整体をしている当院でも冬は比較的に少なかった過敏性腸症候群の患者さんが4月ごろから増えてきます。
また、梅雨や夏などの体力を消耗して、疲れが溜まりやすい時期も過敏性腸症候群は悪化しやすくなります。
要は自分の許容量を超えたときに、過剰な反応をした結果として起こるのが下痢や腹痛です。
過剰な反応は実証なので、下痢や腹痛があっても疲労感は少ないのが特徴です。
逆に栄養を吸収できないほどに弱っている気虚の状態だと、便を作ったり排泄したりする体力がないので下痢や便秘が起こります。
気虚が原因の下痢や便秘は倦怠感も伴い、食欲も無くなったりするのが特徴です。
実証の反応は春先に起こりやすく、虚証の反応は梅雨から夏にかけて起こることが多いという点もあります。
そのため、一年を通して同じ症状だったとしても、原因は季節によって違うこともあるのです。
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過敏性腸症候群を解消するには季節も重要
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院