木一郎のスッキリ漢方薬は体力を回復する膠飴(こうい)

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人物紹介

木一郎(もくいちろう) 三人兄弟の長男 代謝系が弱りやすい木タイプ

几帳面で気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。

⇒木一郎のスッキリ漢方紹介

金代(かなよ) 二人姉妹の下 呼吸器系が弱りやすい金タイプ

マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。澤楽に灸のツボを習っている

水太(みずた) 二人兄弟の下 泌尿器系が弱りやすい水タイプ

とにかく行動的でじっとしていない、意外にビビりな面もあり、新しいことを始めたいが始めるまでに時間がかかる。木一郎の会社に勤務。スマート筋トレを実践しており、通販が大好き。

木一郎「今日は、身体を回復させる生薬の膠飴(こうい)なのだよ」

金代「元は水飴ですよね(たしか)」

水太「水飴を漢方に混ぜるんっすか!?」

膠飴とは

膠飴とはトウモロコシやジャガイモ、イネなどのデンプンを糖化したものになります

主要成分は蛋白質や脂質になります。

膠飴は昔からあり、体力や気(代謝)を補い、痰や咳嗽を解消します

身体を潤わせるのが主な薬効です。

配合されている主な漢方薬には、

があります。

どちらも主に疲労回復を目的としています。

水飴と同じ製法で、水飴は昔は主に薬として重宝されました。

脾と、肺に効果があり、膠飴の甘味はまず脾に入ります。

脾に入った甘味はエネルギーとなり気(代謝)を高めます。

疲労回復に必要なのは気(代謝)を高め血(栄養)を充実させることです

ですが気(代謝)が低下している人は、栄養を消化吸収をすることが出来ません。

そのため最も吸収しやすい形になっている水飴は、現代でいうところの点滴のような存在だったのです。

気(代謝)が低下している時には、消化に負担がかからずに吸収できる栄養が必要となります。

また、食事をとれる人でも消化酵素を意識したパパッと薬膳を意識すれば消化の負担を減らすことが可能です。

 

疲れたときには膠飴がおすすめ!

木一郎
という訳で、膠飴は昔から使われている疲労回復の生薬なのだよ
飴を舐めると元気になりますしね(食べたくなってきた)
金代
水太
買って来るっす!!

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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