火翔のパパッと薬膳でリウマチを解消
パパッと薬膳
だから、リウマチの薬膳は身体を強くして悪いものを排泄する内容だよ♪
食事の注意点
リウマチの改善には細胞にダメージを与える食べ物を避けるのが基本です。
具体的には、
- 食品添加物
- 白砂糖
- 精製された白米や小麦
- 時間のたった油脂
- 過度なアルコール類
などをあまり食べないようにするのが基本です。
摂りたい食事は
- ミネラル
- ビタミン
- 酵素
- 食物繊維
などの栄養素を多く含んだ新鮮で未精製な食品が基本になります。
実は加工された食品の多くは栄養が抜け落ちている場合が多く、そういった精製された加工食品ばかり食べている人の多くは栄養失調の状態です。
栄養が足りないために気(代謝)が低下するので、血(栄養)や津液(水分)の巡りが悪くなり炎症が起こりやすくなりリウマチは悪化するのです。
慢性的に起こる炎症の多くはエネルギー不足から起こり、エネルギー不足であるがゆえに炎症が治まらないという悪循環に陥っています。
そのため、普段から新鮮で未精製の物を食卓に取り入れる事が必要となります。
薬膳から見た食材
薬膳の作用から見るとリウマチの解消に必要なのは、
- 清熱利水(せいねつりしつ:熱をとって水分代謝を促進する)
- 平肝和胃(へいかんわい:肝臓の疲れをとり胃の機能を高める)
- 補腎益精(ほじんえきせい:腎の機能を高めて身体の代謝を上げる)
などになります。
清熱利水に分類されるのは、小豆や苺、胡瓜、昆布などのカリウムを含んだミネラルが豊富なものになります。
菊花茶や金針菜(きんしんさい)は肝臓の機能を高めるファイトケミカルを含みます。
平肝和胃に分類されるのは、ししとうやパプリカ、穴子といったビタミンが豊富なものです。
補腎益精にはクコの実や黒ゴマ、山芋といった漢方の生薬としても活躍するものが主になります。
リウマチの解消に使いたいのは、肝臓の機能を高めて解毒作用を上げられる食材になります。
次に腎臓の機能を高めて排泄を促すのが基本です。
具体的な薬膳例
身体を強くするには、良質なたんぱく質が欠かせません。
内臓の機能を回復するにはビタミンやファイトケミカル、酵素などが欠かせませんが、機能を高めるにはたんぱく質が必須です。
特に肝臓と腎臓は、年齢を重ねるにつれ徐々に機能が低下します。
関節リウマチの患者さん、特に筋肉が減少しやすく肝臓と腎臓が弱りやすい傾向があります。
身体は発熱や関節の炎症によって、たんぱく質の分解が活発になるからです。
そこでおすすめなのは、良質なたんぱく質が豊富な肉や魚にカラフル野菜をプラスすることです。
特に青魚に含まれる脂質は、関節の炎症を抑える効果があるからです。
そのため、
- サンマのトマト煮
- アジの南蛮漬け
- ニシンの昆布巻き
- 八宝菜
などは特におすすめです。
年齢とともに吸収率が下がる栄養素がいくつかありますが、これらの肉や魚と野菜を合わせた献立は吸収率を高めます。
特にカルシウムや葉酸は吸収率が下がりやすいので、サプリなどで単品で摂るよりも上手に献立に取り入れるとリウマチの解消に役立ちます。
リウマチ解消は内臓の回復から!
大切なのは、食材の持つ効能を意識したうえで、内臓の機能を高めることが大切だよ♪
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院