東洋医学から見た腋臭の原因と解消法
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体臭とは言っても年代によって臭いやすい場所は違います~。
今回は10~20代に多い腋の臭いです~
腋の臭いの原因
腋の臭いはワキガとも呼ばれます。
腋臭は10~20代に多く性差は少なく、第二次性徴の時期に起こりやすくなるのが特徴です。
汗に脂質が含まれることで発生し、思春期をピークに臭いは徐々に減少します。
性ホルモンの影響を受けるために思春期に臭いが強くなるのです。
アポクリン汗腺から分泌される汗が腋臭の主な原因です。
アポクリン汗腺の数が多い人などに発生しやすく、スパイスのように鼻にツンときたり硫黄のような臭いだったりします。
また昔の中国の医学書には狐臭と記されています。
腋臭は性ホルモンが分泌される
- 妊娠
- 出産
- 月経
などがきっかけで一時的に腋臭の症状が出る場合もあります。
そのため更年期の時期に腋臭が一時的に強くなることもあります。
男女ともに食生活の乱れも原因となります。
肉やお菓子などの高カロリーで高脂肪な食品をの摂取量が多いと皮下脂肪がつきやすくなり、脂肪がアポクリン汗腺と皮脂腺の活動を促し腋臭を引き起こしやすくなります。
また飲酒や喫煙の習慣、ストレスなども腋臭の原因となります。
腋臭の解消には、基本的に肉類やお菓子などの脂質を減らすことが重要です。
腋臭の解消のためには
普段からしっかりと汗をかくことが腋臭の解消につながります。
普段から汗をかく習慣のある人は汗に含まれる脂質の量が減ります。
腋にあるアポクリン腺から分泌される汗は脂質やアンモニアなどの成分が豊富です。
そのため腋で常在菌が繁殖し臭いが強くなります。
本来ならミネラルや脂質は再吸収されることで汗には含まれません。
ですが汗腺の再吸収の機能が低下していると、脂質やアンモニアなどが汗と一緒に排出されます。
普段から汗をかいている人は再吸収の機能が高いので、脂質やアンモニアは含まれずにサラサラです。
つまり腋臭のように臭ってベトベトするのは汗腺の機能が低下しているという事なのです。
そのため腋臭の解消には普段から身体を動かして汗腺を鍛えることが重要です。
サウナや岩盤浴で汗をかくことも効果的です。
また臭いの原因となる菌の繁殖を抑えるために、殺菌剤などを用いるのも効果的です。
日頃から軽い有酸素運動をしていると、汗腺の再吸収の機能は高まります。
食事では肉類の動物性脂肪を控えましょう。
またビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用があるものを食べると、臭いの抑制に役立ちます。
汗腺の機能が低下すれば誰にでも起こります~。
だから汗腺の機能を高めれば腋臭は解消できます~
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院