胃陰虚を解消する薬膳
パパッと薬膳
水分不足は胃の機能に問題が起こるから、今日は胃を潤す食材を紹介するね♪
胃陰虚を解消するには
津液(水分)の量よりも気(代謝)が高いと胃熱を通り越して津液不足である胃陰虚を起こします。
陰虚の状態は心臓の負担を高めるので自律神経が乱れる原因ともなります。
または身体に老廃物が溜まって津液(水分)の流れが悪くなっているときも胃陰虚の原因となります。
一般的に津液の流れを良くするのは、
- ナトリウム
- 亜鉛
- マンガン
などのミネラルです。
ナトリウムは塩分のことで、適度な塩分は体内の水分量や血圧を調整するために必要な物質です。
過剰な塩分はむくみの原因となりますが、適度な塩分がないとむくみがきつくなります。
亜鉛は細胞の新陳代謝に関わる200種類以上もの酵素を構成する重要な成分ですが、汗とともに排出されやすいので不足しやすいミネラルです。
そのため亜鉛の不足は胃腸障害の原因となります。
亜鉛は牡蠣やレバー、卵などに多く含まれます。
マンガンは糖質と脂質の代謝に働く酵素や、抗酸化作用の酵素などの原料となり消化を補助するミネラルです。
身体を潤わせるのは糖質と脂質なので、糖質と脂質を代謝する酵素は水分代謝を高めるのに必須のミネラルとなります。
マンガンは緑茶や生姜、シナモンなどに多く含まれます。
薬膳の食材としては、生津や補陰の食材を選びます。
生津とは唾を出させて喉の渇きを取ることで、苺や梅、オレンジなどの酸味があるものに含まれます。
補陰とは主に身体に潤いを与える働きを持ち、黒豆や黒ゴマ、卵にバターなどの糖質と脂質を多く含む食材があります。
陰虚の解消には水分の補給も大切ですが、ミネラルや糖質、脂質をバランスよく意識することが大切です。
だから胃の調子が悪い時にはミネラルや糖質、脂質なんかも意識するのがポイントなんだよ♪
LINEに登録してもらえれば最新のブログ情報をお届けします。 また、個別に治したい症状があれば改善のために必要ツボのとり方を送ります
⇒施術や講義を希望の方はこちら
筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院