食滞を解消するパパッと薬膳
パパッと薬膳
食べ過ぎの人も多いけど、食生活の偏りから胃が弱っている場合もあるね♪
そんな胃の弱りにおすすめな食事を紹介するね♪
食滞を解消するには
気(代謝)がやや高い人はよく食べる傾向にありますが、気(代謝)よりも津液(水分)が多い人は身体が冷えやすく内臓の機能が低下する傾向にあります。
このタイプの人は胃寒のように冷たいものを食べていなくても胃での滞留時間が長くなるので食滞の状態になりやすくなります。
そのため食事をしっかりと摂ると割と食べなくても長時間働けます。
ですが動き続けていると身体に多くの老廃物が作られ食滞が悪化しやすくなります。
食滞とは老廃物の蓄積により小腸での消化吸収が低下した状態です。
そんな食滞を解消するには老廃物の排泄を促すことが大切です。
老廃物の多くは排尿によって促されます。
排尿を促すのは
- ナトリウム
- カリウム
- マグネシウム
- カルシウム
などの水分代謝を調節するミネラルです。
この四つのミネラルのメインとなる働きは電解質と水分の維持と言えますね。
これが維持できなければ他の内臓の機能も低下します。
薬膳から見ると消食(しょうしょく)の食材になります。
消食の中にも
- 消化機能を高める健脾消食(けんひしょうしょく)
- 食欲を高めて消化を促進する開胃消食(かいいしょうしょく)
- 未消化物を除く消食化積(しょうしょくかせき)
などがあります。
食滞を解消するには消食化積が重要になります。
健脾消食にはオクラや玉ねぎ、人参などの普段使いの野菜があります。
また胃の機能を高めるのは健胃消食と言ってグアバ茶やクランベリーティーなどがあります。
食欲を高める開胃消食には酸味のあるカボスやレモンが該当するので、普段の料理に柑橘類を振りかけるのは消化促進にも有効なのです。
そして未消化物の消化を促進する消食化積には砂肝や酢、サンザシ茶などがあります。
昔ながらの和食に酢を使ったものが多いのは、消化不良を解消する知恵だったのです。
だから酢が発展して今でも酢を使った料理が多いんだね♪
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院