東洋医学で坐骨神経痛を改善しよう!

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坐骨神経痛

座っているとお尻がジンジンしたり、足がしびれたりする症状を坐骨神経痛と呼びます。

座っている時に、悪化する人もいれば、歩いている時のほうが辛いという人もいます。

基本的には、放っておいてマシになる事はあっても治りません。

坐骨神経痛と言っても、原因には何種類かありますので、大切なのは自分の原因を見極めて適切に対処する事ですね。

東洋医学から見れば坐骨神経痛の原因が分かる

東洋医学では、坐骨神経痛を腎と肝が虚した状態と考えます。

  • 下半身を整える腎の力
  • 筋肉を支えている肝の力

肝腎要という言葉のように、身体の中心は肝と腎が支えます。

主に腎が虚している人は

  • 腰痛がある
  • 足腰がだるい
  • こむらがえりを起こすことがある
  • 夜にトイレで目が覚める

以上のような症状があり、朝から疲労感を感じます。

 

次に肝が虚している人は

  • 肩や首のこりがある
  • 目が疲れやすい
  • イライラしやすい
  • 頭痛が起こりやすい

以上のような症状が、疲労してくる夕方に悪化します。

それらを踏まえて、自分のタイプを考察しましょう。

ポイントは気血津液の過不足ですね。

大切なのは、優れた治療法を探す事ではなく、自分に合ったものを探しましょう。合わない治療を続けても百害あって一利なしですから。

 

あなたは東洋医学から見る五タイプのどれでしょう

代謝の高い木タイプ

気(代謝)が虚する事は無いので、血(栄養)が足りない時でも持久力のあるタイプ

気(代謝)が強すぎると、津液(水分)が足りなくなるので、イライラや頭痛が起こりやすいですね。

 

津液(水分)が不足しやすい火タイプ

最もバランスが繊細なタイプ。

気(代謝)と血(栄養)の片方が不足したり、両方が不足したりします。

 

血(栄養)が充実する土タイプ

食べ過ぎる傾向にあるタイプ。

そのため血(栄養)は、不足するより過剰になりがち。

津液(水分)の滞りが起きやすく、腹部に熱が溜まるので、

  • 水分不足なら便秘
  • 水分過剰なら下痢

になって熱を排泄しようとするタイプですね。

 

気(代謝)の低い金タイプ

身体の津液(水分)はあるが、気(代謝)は高くないのでテンションは高くないタイプ。

津液(水分)が乾燥により失われると、体調を崩すので要注意。

気(代謝)が少し低いので排泄力が弱く、腸内環境が乱れやすい

結果として

  • 喘息
  • アトピー
  • 花粉症

などのアレルギーが最も出やすいのが特徴ですね。

 

津液(水分)が最も多い水タイプ

津液(水分)が最も多いタイプで、気(代謝)は普通のタイプ。

長時間働けるガソリン量の多いタイプなので、行動力が人一倍ありますね。

血(栄養)が不足する事はあまりなく、津液(水分)の割に気(代謝)が足りないために寒がりになりやすい。

 

補足

東洋医学では

  • 気(代謝)
  • 血(栄養)
  • 津液(水分)

という3つの概念を用いる事で、相手の体質を診断しました。

体質改善するのに必要な事は、自分の体質を知る事ですから。

一つのタイプに該当するとは限らないので、二つ該当したら両方試して下さいね!

また、10~20代は後天的なタイプが出ていても、子供の時や30代以降は先天的なタイプが強くなりますので参考にして下さい。

 

肝虚の時に摂りたい食事

まずは代謝を促す緑の野菜が良いですね。

  • ピーマン
  • ほうれんそう
  • 小松菜
  • ブロッコリー
  • キャベツ

などを摂りましょう。

また、ハーブティーもお勧めです。

ドイツでは、肝機能障害に効果を示すハーブとして有名なのがアーティチョーク。

ベトナムでは、アーティチョークを肝臓に効果のある、薬草茶として二日酔いを防止するためにも利用されています。

 

腎をパワーをアップする食材

気と血を補ってくれる食材を選びましょう。

海産物が相性は良いので

  • えび
  • イカ
  • 海藻

などは良いですね。

気と血を補い、体力をつけるので冷え性にも効果があります。

まとめ

坐骨神経痛は神経を圧迫しているのが原因ですが、

  • 気(代謝)
  • 血(栄養)
  • 津液(水分)

が関わってきます。

さらに、

  • 肝虚
  • 腎虚

などの内臓の疲労も関係してくるので注意しましょう。

比較的に、強い痛みに襲われやすいのは気(代謝)が高い木・火タイプ。

梅雨や季節の変わり目に襲われるのが血(栄養)の高い土タイプ。

寒さに弱く冬にひどくなりやすいのが津液(水分)の高い金・水タイプと覚えておいてくださいね。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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