デトックス作用もある火翔のパパッと薬膳はじゃこおろし

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人物紹介

澤 楽(さわ らく)

東洋医学をベースに内臓整体で身体の体質改善を目指す整体師。

栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康とは何かを考えている。

火翔(かと) 二人兄弟の上

ロマンチストで遊び人、薬膳を提供するレストランのシェフ。土樹の授業を受けに言っている。意外に細かいところも多くてよく気が利く

 

じゃこおろしとは

ちりめんじゃこは、鰯の稚魚の乾物です。

薬膳で見ると温で甘い塩味なので肝心脾腎に作用し、気を補い消化器を助けます。

血(栄養)を巡らせ気持ちも落ち着かせます。

ちりめんじゃこは栄養学的にも、

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 動脈硬化や心筋梗塞
  • 不眠
  • 老化

の改善にも効果があるとされます。

大根の栄養素は美容と健康にいいことでも有名です。

まず、大根に含まれる代表的な栄養素はビタミンCなので抗酸化作用が強いことが挙げられます。

加えて、血管を強くして血圧を下げるビタミンP(ルチン)やむくみの改善に役立つカリウムなども豊富です。

そのため、デトックス効果も期待でき食事の初めに食べれば宿便の排泄にも効果的です。

宿便とはその有無自体が議論の的ですが、私は剥がれ落ちた腸壁の皮であり古くなった胆汁と考えています。

宿便は真っ黒な便の塊であることから、有害金属を含んだ循環している古い胆汁と考えられるからです。

そして大根には消化を促進して胃腸の働きを助ける消化酵素であるジアスターゼが豊富です。

この消化酵素の存在が胃腸の代謝を促すのです。

薬膳で見ると大根は涼で甘辛なので肺胃に働き気を巡らし吐き気を抑えて、身体に溜まった熱を発散させ血や津液(水分)の滞りを解消します。

ですが、素晴らしい栄養を無駄にしないためには、

  1.  大根おろしは食べる直前におろす
  2. しらすと食べるときにはポン酢でいただく

などを守りましょう。

大根おろしは時間とともにビタミンCを失います。

しらすに含まれるアミノ酸であるリジンは大根によって吸収が阻害されてしまいますが、ポン酢をかけることで、リジンの阻害物質の働きを弱めることができます。

まとめ

 

 

 

火翔「じゃこおろしは簡単なのに嬉しい効能が一杯ですね」

澤楽「そうなんです。昔から愛されている食べ方には様々な知恵が活きているんです」

「ですが、大切なのは正しい食べ方であり鮮度なので食べる直前に作るのが大事ですね」

火翔「お客さんが来てから大根はおろすようにしますね!」

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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