過敏性腸症候群の症状による分類
健康法
現代医学における過敏性腸症候群
現代の定義では、
腸が精神的ストレスや自律神経失調などの原因で刺激に対して過敏な状態になり、便通異常を起こす病気
厚生労働省
とされます。
過敏性腸症候群かと思って病院で検査を受けても異常は見つかりません。
そもそも、検査では腸に炎症や潰瘍、内分泌異常などが認められないにも関わらず、慢性的に腸の症状があることが過敏性腸症候群だからです。
そのため現代の医学では、
- 腹部の膨張感
- 腹痛
- 下痢や便秘
などの症状に対処するしかありません。
過敏性腸症候群の分類
過敏性腸症候群は症状によって分けられ、
- 慢性下痢型
- 不安定型
- 分泌型
の3つに大きく分けられます。
慢性下痢型は、ちょっとした緊張や不安で下痢の症状があらわれます。
このタイプは神経性なものが多いので、精神的にも敏感でストレスに弱い人が多いです。
比較的に身体は弱く、下痢以外にも持病を持っている人が目立ちます。
不安定型は、腹痛や下痢と便秘を定期的に繰り返します。
比較的に体力はある人が多く、食欲もあることが多いです。
分泌型は、強い腹痛が続いた後にドロドロの便が排出されます。
普段の食生活が悪く、脂質や刺激物を大量に摂取している傾向があります。
対策としては、原因が何かを見極めることです。
原因となるのが、
- ストレス
- 食べ過ぎ
- 偏食
- 過度の飲酒
- 睡眠不足
などのうち、いくつ当てはまるかが重要です。
複数が当てはまる人も多いので、まずは食事や生活習慣を見直しましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院