東洋医学で考える腸内環境の改善方法とは
健康法
腸内環境
腸内環境とは、現代になって見つかった言葉ではありません。
東洋医学では、昔から排泄を意識して重要視してきました。
詰まる事が一番の不健康としていたんですね。こちらでは、現代の腸内環境の知識に、東洋医学からの観点を加えて書いていきます。
現代医学から見た腸内環境
腸の主な仕事は
- 消化
- 免疫
- 解毒
という3大機能になります。腸は免疫機能の7割を担っており
- 感染防衛
- 健康維持
- 老化予防
の3つに役立つと言われます。それらの機能は腸内細菌が担っているので、殺菌行為は免疫力を自ら弱めている行為と言えますね。
腸内環境が悪い人の特徴として、カンジダ菌の異常増殖が挙げられます。カンジダ菌(イースト)の好物は
- 糖質
- アルミニウム
で、アルミニウムはベーキングパウダーに入っているんです。
西洋菓子にはほぼ入っていますあと歯の詰め物にも入っています。最近ではリーキーガット症候群の原因として、カンジダ菌は警戒されています。
東洋医学では腸内細菌は共生関係
免疫機能の強さは、生後一年間に多種多様な腸内細菌を、いかに豊かに育んだかによって、生涯の健康状態の核が決定付けられるとも考えられています。
実際に、きれい好きほどアトピー性皮膚炎になりやすいという研究もあり、皮膚常在菌の必要性を説いています。
日本人の4割はアレルギーとも言われ、腸内環境は弱くなったと言えますね。東洋医学では、全ての病気は宿便からとし、大腸の機能には着目していました。
次は弱くなった腸内環境の強め方について書いていきます。
理想の腸内環境を作るには
昔の人、は腸内細菌を意識していたわけではありません。ただ、食前のキャベツが排泄には良いと経験的に知っていました。
食物繊維の摂取に効果的ですね。
また、日本人の腸にはヨーグルトより、日本の発酵食品が合いますね。
そもそも日本の発酵食品は
- 味噌
- 醤油
- 納豆
と植物性で、元々胃酸に強く生きて腸まで届きやすいのです。
動物のウンチを見てもらうと分かりますが、消化されない植物は大量にありますから。
また、腸内環境が整っていると、精神を落ち着かせるセロトニンを多く分泌するので、心の問題も解決します。
また、昔には悪玉菌という概念はありません。悪玉菌は外からのウィルスなどから身体を守ります。
水溶性の食物繊維を多く摂っていれば、悪玉菌は悪さをしないという研究もありますから。
水溶性食物繊維は
- 海藻類
- 根菜類
- 豆類
- オクラなどねばねば食品
に含まれ、また不溶性の食物繊維も含むので最高のデトックス食品と呼ばれます。
戦国時代には携帯食として、
- ゴマ
- きな粉
- とろろ昆布
を3つ合わせた “胡豆昆丸” (こずこんがん) と呼ばれる携帯食のみで、必要な栄養を満たしていたそうです。
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まとめ
腸内環境という言葉が広まったのは、現代人の腸内環境が乱れているからですね。
昔の人は、植物性の発酵食品や海藻類などで食物繊維を摂っていたので、自然と外からのウィルスにも強くなっていました。
普段から、腸内環境に優しい食事を心がけましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院