原因不明の突然死は東洋医学から見ると心虚
突然死
原因不明の突然死。
何が起こったのか分からないけど、ある日元気そうだった人が帰らぬ人となる。
年配の方はもちろん、若い人にも起こりうる悲劇です。
澤 楽(さわ らく)
東洋医学をベースに内臓整体で身体の体質改善を目指す整体師。
栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康とは何かを考えている。
澤楽「今日も皆さんの健康のために解説します」
「こちらでは原因不明の突然死を東洋医学の観点から解説します」
突然死を東洋医学から見ると
東洋医学では内臓が弱り機能低下した状態を虚と呼びます。
そのため、肝臓が弱れば肝虚、肺が弱れば肺虚と表現します。
ですが心臓が虚すことはありません。
なぜなら心臓が虚したときは死ぬ時だからです。
現代医学から見て虚血性心疾患と呼ばれる心筋梗塞なども心虚と言えます。
そして解剖などによっても疾患の特定できない原因不明の突然死があります。
タバコやお酒などの生活習慣は血(栄養)に強く影響します。
さらにストレスが精神面を通して自律神経への影響も大きくなります。
突然死に前兆は少なく、感じたとしても些細な変調のために見過ごされることも多いのが現状です。
加えて
- 過剰な塩分摂取
- 飲酒
- 喫煙
- 運動不足
などは身体の栄養を使い過ぎて栄養不足になっている血虚や、ドロドロ血液になっている瘀血(おけつ)の状態になっている人が多いですね。
瘀血のドロドロ血液は高血圧、高血糖、高脂血症と言えます。
突然死の原因として多いのは睡眠不足
睡眠不足は極めて大きなストレスとなります。
慢性的なストレスは身体に炎症を起こしやすくなり、胃・十二指腸を含む消化管の機能低下から心臓の機能も低下させます。
炎症とは身体を治そうとする機能亢進なので虚の反対で実の反応と呼ばれます。
突然死を防ぐためには血流を改善する努力が必要です。
土樹(どき) 二人兄妹
人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学を教える大学教授。
土樹「こんにちは。虚血性心疾患を防ぐ食材を紹介します」
心虚予防のための食事としては、
- 低脂肪
- 低糖質
- 減塩
- 野菜の摂取
などが基本になります。
ストレスはきっかけに過ぎませんので普段から血流が良くなるように生活するのが大切です。
基本的には抗酸化作用の高い野菜を食べることが基本です。
トマトの抗酸化作用は有名ですが、トマトに含まれるリコピンは炎症を抑える消炎作用に優れています。
トマトジュースなどにも含まれるので摂りやすい形で摂りましょう。
意外なところではスイカや柿にもリコピンは多量に含まれます。
他にもブルーベリーやケールなども消炎作用に優れています。
青汁なども大変おすすめです。
胃腸の機能低下は鉄分の吸収不足の原因になり血虚を悪化させます。
そのため、普段から消化を促すキャベツや大根も食べるとなお良いですね。
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まとめ
睡眠不足によるストレスは心虚を誘発し突然死の原因となります。
ただし、ストレスはきっかけであり突然死の原因の全てではありません。
普段から血虚(栄養不足)や瘀血(ドロドロ血液)には気をつけましょう。
普段から、血流を意識してリコピンを含む野菜は意識して摂りましょう。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院