東洋医学が教える内臓を強くする経絡体操

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人物紹介

土麻(どま) 二人兄妹

癒し系でのんびりや、食べることが大好き、澤楽の整骨院の受付嬢

インドア派でカラオケが趣味、患者さんに健康体操やツボを教えている。

土麻「こんにちは~、今日も澤楽先生の東洋医学を送ります」

「今日は内臓の動きを高める経絡体操です」

 

経絡体操のポイント

筋膜を伸ばすストレッチのポイントはゆっくりと痛気持ちいいくらいの強さで行うことです。

力を入れすぎると筋肉が緊張して伸びなくなるので、無理のない力で伸ばしましょう。

さらに筋膜は温まっている状態の方が伸びやすいので、狙った部分に手を当てると一段と伸びやすくなります。

狙いたい部分は、

  1. 体幹の側面(肝・胆)
  2. 内太もも(心・小腸)
  3. お腹から太もも前面(胃・脾)
  4. 胸部の筋肉(肺・大腸)
  5. 背骨から太もも後面(腎・膀胱)

になります。

このラインを伸ばしておけば当たらずとも遠からずで全身の筋膜を調整することが可能です。

基本は力ずくで伸ばすのではなく、身体を倒したら身体の重みでゆっくりと伸びていくのを待つというイメージです。

①肝・胆経

体幹の側面は両手を組んで手のひらを上に向けて横に倒します。

体幹の側面を2~3分かけて伸ばすことで疲労や睡眠不足の改善にも効果があります。

上半身を倒さないように脇のつけねから伸びるように意識しましょう。

 

②心・小腸経

内太ももを伸ばすときはあぐらをかいて足裏をあわせます。

そして、両膝を地面に向けて押します。

ゆとりがあれば上半身をそのまま前に倒して、痛気持ちいいくらいに2分ほどキープしましょう。

内太ももは生殖器などに影響を与えるのでホルモンのバランスが乱れている人には特におすすめです。

 

③脾・胃経

正座をした状態から後ろに倒れます。

さらにバンザイをすることでお腹が伸びます。

下腹部を伸ばすことで胃下垂や過敏性腸症候群にも効果があります。

 

④肺・大腸経

胸部は頭の後ろで手を組んで肘を後ろに引きます。

肩甲骨どうしを寄せるイメージで胸部が伸びるのを意識しながら2~3分痛くない程度に伸ばします。

心肺の可動性を高めるので疲れやすさや血流の改善に効果があります。

 

⑤腎・膀胱経

足の後面から背中を伸ばすには両足をそろえた状態で身体を前に倒します。

このときのポイントは腰から太ももの裏なので、その辺りがゆっくりと伸びることを意識して2~3分キープしましょう。

身体の後面が伸びることで背骨の動きが改善されるので、精神疾患系の症状の改善にも役立ちます。

 

まとめると

経絡体操は珍しい体操ではありません。

ですが力いっぱい伸ばす体操ではなく自然と伸びるのを待つのが基本です。

内臓の本来の働きを促すには必要以上に筋肉を伸ばさずに、筋肉が緩むのを待つのが基本です。

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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