土樹の血液検査の白血球を調べて病気を知る方法
健康法
人物紹介
土樹(どき) 二人兄妹
人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学を教える大学教授。
土樹「こんにちは。今日も生理学の講義を始めます」
「今日は白血球についてです」
「白血球の数値は実に多様な病気を調べるのに役立ちます」
白血球て何をするの?
白血球とは身体を異物から守る防御をしてくれる物質です。
一般的に免疫と呼ばれて過去にかかった病気にかからなくなるのは、この白血球の働きによります。
ただし白血球には種類があって守り方は違います。
身体に入ってきた異物を直接に攻撃するものもあれば、異物の形を覚えておいて倒すための道具を生産するものもいます。
異物の種類を覚えて道具を作る工程が免疫と呼ばれています。
白血球の種類には
- 顆粒球
- リンパ球
- マクロファージ
と呼ばれるものがあります。
理想の白血球のバランスは顆粒球が60%、リンパ球が35%、マクロファージが5%という数字になります。
交感神経が亢進すると顆粒球が増えて、副交感神経が亢進するとリンパ球が増えます。
過剰な顆粒球は炎症を引き起こして、胃炎や潰瘍の原因となります。
また、リンパ球が増えすぎるとアレルギーの原因になると言われます。
特にアトピー性皮膚炎は胸椎9番が固くなると副交感神経が優位になり、副腎に影響する神経が出ているので個々の固さはアレルギーを悪化させると言われます。
リンパ球はチームを組んで戦い以前に入ってきた異物を記憶して、次からは素早く対応するのが得意です。
白血球の増減には様々な原因があります。
感染症や炎症が起こったりステロイドの増加で好中球が増加します。
他にもウィルス性疾患でリンパ球が増加し、アレルギー疾患では好酸球、蕁麻疹で好塩基球が増加します。
白血球が減少するのは抗がん剤で好中球が減少し、ステロイド投与でリンパ球が減少します。
病気によっても減少し主なものに
- 再生不良性貧血
- 脾臓機能亢進
- 全身性エリテマトーデス
- リンパ腫
- エイズ
などがあります。
そのため、これらの疾患は血液検査で見つけることができるのです。
血液検査ではCRPが白血球の数値を知るポイントとなり炎症の有無を判断します。
まとめ
血液検査の中でもCRPは炎症の有無を示す数値としてかなり重要な数値です。
炎症の有無から様々な病気を判断します。
白血球の数値に異常がみられる場合は、さらにリンパ球や顆粒球、マクロファージのバランスを見ることでより具体的な判断が可能になるのです。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院