火翔のパパッと薬膳はそばの効能

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火翔(かと) 二人兄弟の上

ロマンチストで遊び人、薬膳を提供するレストランのシェフ。土樹の授業を受けに言っている。意外に細かいところも多くてよく気が利く

火翔「こんにちは!今日も身体に良い薬膳を紹介しますね」

そばの栄養

そばはうどんなどと違って精製していないので、外皮についている栄養が豊富です。

いわゆる食物繊維やポリフェノールは主に外皮に含まれているのです。

そのため、白米やうどんよりも多くの栄養を含みます。

そば粉に含まれる食物繊維の効果効能は多くあり、

  • 腸内環境の改善
  • 糖尿病の予防
  • 動脈硬化の予防
  • デトックス効果
  • コレステロール値の低下

と極めて豊富です。

そば粉に含まれるポリフェノールはルチンと呼ばれる栄養成分で消化器系の炎症や潰瘍を改善する効果があります。

そば粉に含まれるビタミンで多いのはB1とB2になります。

ビタミンB1は主に皮膚や粘膜の合成を助け、ビタミンB2は皮膚や爪、髪の毛の合成を促進する栄養です。

さらに薬味にネギを入れるとネギに含まれる栄養である硫化アリルがビタミンB1の吸収を促進します。

そばに含まれる栄養にはリジンやアルギニンが含まれます。

リジンは身体の発育を促し、アルギニンは体力の回復を促進する栄養ドリンクにも含まれる栄養素なので、そばの栄養は疲労回復には効果的な食事だと言われます。

  • 焼き海苔
  • 紫蘇
  • 玉子
  • にしん
  • 唐辛子

などはそばに足りない栄養素を補います。

焼き海苔にはビタミンAが非常に多く、焼き海苔1枚で卵1個分のビタミンAが含まれます。

紫蘇はアレルギーの改善などの効能でも注目されていますが、ビタミンAの原料となるβカロテンが豊富なことでも知られています。

紫蘇の栄養は天ぷらにすることで吸収率が高まります。

また、玉子を入れた月見そばは足りないビタミンやミネラルを補うので一食分の栄養は足りていると言われます。

たんぱく質をとりたいときはにしんそばがおすすめです。

ビタミンDの豊富さはもちろん、カルシウムも豊富なので骨粗しょう症の予防には理想的な食材と言われます。

さらに青魚特有の健康的な油脂であるDHAも豊富に含まれているので子供の発育にも欠かせない栄養を含んだ食材です。

そして、とうがらしは辛いだけの薬味と思われていますが、実はビタミンの宝庫です。

ビタミンA・B・C・E・kと実に幅広いビタミンを含んでいます。そのため、少量でもそばに追加することで、そばには含まれないビタミンを追加することが可能です。

 

まとめ

「そばの効能はすごいんだ」

「うどんが好きな人も多いと思うけど、栄養価ではそばが圧勝するんだ」

「あとは、そばに合わせる薬味やつけあわせを意識すると栄養のバランスは完璧になるよ」

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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