金代が学んだ東洋医学のお灸の効果効能とは

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人物紹介

澤 楽(さわ らく)

東洋医学をベースに内臓整体で身体の体質改善を目指す整体師。

栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康とは何かを考えている。

金代(かなよ) 二人姉妹の下

マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。

澤楽「今日はお灸の効能について知りたいんだね」

金代「はい、今日はよろしくお願いいたします」

澤楽「じゃあ、今日は科学的にも認められているお灸の効能を解説するね」

 

知られざるお灸の様々な効能

お灸はもぐさを燃やすことで発生する熱の力で身体に刺激を与えます。

現在、有効性を認められているだけでも、

  • 副腎皮質ホルモンを分泌促進
  • ヒートショックプロテイン
  • 電磁波の発生

などがあります。

人体は温熱刺激により、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌され、炎症や痛みを抑制する効果があることがわかっています。

さらに白血球が増加することも確認されており、

  • アレルギー性疾患
  • 膠原病

などのステロイド剤を使うしかない炎症性の疾患にも効果があると考えられています。

が使われますが、副作用なく自らのステロイドホルモンの活性化を促せるのがお灸治療です。

ヒートショックプロテイン(HSP)とは、熱や化学物質などのストレスによって発現し、傷んだ細胞を修復してくれるタンパク質のことです。

身体の不調を回復する自然治癒力が向上すると考えられています。

また、お灸の温度によって作用には差が出て、

  • 温度の高い直接灸は疼痛抑制と副腎皮質ホルモン分泌
  • 温度の低い間接灸は自然治癒力の向上

などに役立ちます。

また、物質の温度によって、発生する電磁波が血流を改善します。

 

お灸を活用して健康に❗

金代「お灸の効能は温度によって違うんですね」

澤楽「そうなんだ。だから一口にお灸と言っても様々な種類があるのは、用途によって使い分けるためだよ」

金代「勉強になりました。普段から使うなら温度の低い間接灸で十分ですね」

澤楽「そうだね、疲労回復や内蔵の機能向上が目的なら間接灸がおすすめだよ」

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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