土麻が習った熱風邪の薬膳お茶漬けとは

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人物紹介

土麻(どま) 二人兄妹

癒し系でのんびりや、食べることが大好き、澤楽の整骨院の受付嬢

インドア派でカラオケが趣味、患者さんに健康体操やツボを教えている。

土樹(どき) 二人兄妹

人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学を教える大学教授。

土樹「熱があって、身体が咳が出るなぁ」

土麻「うつさないでね」

土樹「、、、そんな言い方( ノД`)シクシク…」

土麻「澤先生に習った熱風邪に効くお茶漬け作ってあげたよ、早く良くなってね」

土樹「ありがとう(*´ω`*)」

熱風邪の時の薬膳お茶漬けとは

熱風邪の時に摂りたい食材は清熱食材です。

発熱は身体を修復する際に起こる現象ですが、うまく熱を発散できないと体力を著しく消耗します。

そのため、熱風邪の時には体力を回復させるとともに熱を下げられる食材が大切です。

おすすめなのは卵かけご飯です。

そこに、塩昆布と鰹節を加えるだけで薬膳に早変わりです。

さらにレモン果汁を絞れば胃腸の回復を促します。

食欲がないときにはお湯をかけてお茶漬けふうにすると食べやすくなります。

昆布は寒で塩に分類され、肝腎胃を補い

  • 清熱化瘀(熱を下げて、血流を改善します)
  • 軟堅散結(筋肉のしこりなどを取り除きます)
  • 利水消腫(老廃物の排泄を促し、腫瘍を消します)

などの作用があります。

ですが、下痢の風邪にはおすすめでなく、熱があって喉の腫れや痛みがあるときにおすすめです。

鰹節に含まれる栄養として、必須アミノ酸であるバリンとロイシン、イソロイシンがあります。

このアミノ酸は疲労回復に効果的なので、プロテインなどにも配合されています。

風邪で失った体力を回復するには最適です。

薬膳から見ると平で甘に分類され、脾腎を補い、

  • 補気健脾(体力を回復させて、消化力を上げる)
  • 補血利水(血に栄養を補って、老廃物を排泄させる)
  • 補腎益精(腎を補い、精を補充します)

などの作用があります。

レモンは唾液の分泌を促すので、胃腸の働きを改善します。

特に身体に熱がこもっている時は摂りましょう。

薬膳から見ると平で酸甘に分類され、脾肺胃を補い、

  • 生津止渇(身体に水分を満たし、渇きを止めます)
  • 開胃消食(胃の調子を良くして、胃もたれを改善します)
  • 安胎化瘀(妊娠の状態を良くして、血流を改善します)
  • 利肺潤喉(肺の動きを良くして、喉を潤します)

などの作用がありますが、胃酸過多の人は食べ過ぎには注意です。

卵にはメチオニンという抗酸化作用を持つ必須アミノ酸が含まれている。

老廃物の輩出を促し、代謝を高める働きをするため、老化防止や、生活習慣病の予防にも繋がる。

また卵は単一で必要な栄養素を豊富に含んだ完全食です。

特に良質なたんぱく質が豊富に含まれており、さらにビタミン・ミネラルのバランスがとてもいいんです。

薬膳から見ると卵白と卵黄で効果が違い、卵白は涼で甘に分類されのに対して卵黄は平で甘に分類されます。

また、卵白は心肺腎を補うのに対して、卵黄は肝心脾腎を補います。

そして、卵白の作用は清熱潤肺(熱を下げて肺を潤します)です。

対して、卵黄は、

  • 補陰潤燥(リンパを補給して乾燥から身体を守ります)
  • 健脾和胃(消化器系を整える)
  • 補血去風(血に栄養を補給して、めまいやふらつきなどの風邪を鎮めます)

などが期待できます。

 

熱風邪で失った体力を回復させるのは卵かけご飯!

土麻「お兄ちゃんは体力が回復すれば、元気になるはずだからしっかり食べてね」

土樹「元気になった気がするよ(*´ω`*)」

土麻「お礼はケーキで良いよ♪」

土樹「、、、はーい( ;∀;)」

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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