金タイプの金代ちゃんが起こしやすい咳喘息の原因と対処法
健康法
人物紹介
澤 楽(さわ らく)
東洋医学をベースに内臓整体で身体の体質改善を目指す整体師。
栄養学に薬膳も組み合わせて本当の健康とは何かを考えている。
土麻(どま) 二人兄妹
癒し系でのんびりや、食べることが大好き、澤楽の整骨院の受付嬢
インドア派でカラオケが趣味、患者さんに健康体操やツボを教えている。
金代(かなよ) 二人姉妹の下
マイペースで職人気質、とにかくこだわりが強い。友達は少ないが深い付き合いで寝るのが大好き。木一郎の鍼灸用品の会社で働いている。灸のツボを習っている
金代「ゲホっ、咳が長引いてて治らないんです」
土麻「だいぶ、しんどそうね~」
澤楽「金代ちゃんは呼吸器系が弱い金タイプだからね」
金代「私は喘息もあるんですが、どうすれば良いんですか?」
澤楽「じゃあ、今日は秋に長引きやすい咳喘息の治し方を教えるね」
咳喘息の正体とは
たかが咳と思う人は多いですが、2週間以上続く咳は風邪ではない可能性があります。
現代医学では、風邪の原因は80~90%がウイルスとし、残りが細菌などとしています。
そのため、薬や抗生物質を処方して速やかな治療を目指すのが一般的です。
ですが、2週間を過ぎても咳が治まらない場合は咳喘息を疑います。
また、1週目でも数日間眠れないほど激しい咳が続く場合は、
- 肺がん
- 結核
- 間質性肺炎
など重篤な病気も疑われます。
基本的には重篤な疾患の場合は、単なる咳だけでなく息切れや濃い痰も伴います。
ですが、空咳で痰は少ないけど、なかなか治らない場合には近年増加している咳喘息の可能性があります。
咳喘息の怖いところは、気管支喘息の1歩手前の状態なので、放っておくと3人に1人は気管支喘息になることです。
気管支喘息になると、完治しにくく呼吸困難で亡くなる人も出てきます。
だから、たかが咳だと軽く考えずに早いうちに治すことが大切です。
咳喘息は気道の粘膜に常に炎症が起こっているので、アレルギー疾患に近い状態です。
原因としては秋に多い、
- 寒暖差
- 冷たい空気
- 花粉
などになります。
きっかけは風邪のことが多いのですが、疲労やストレスが溜まっている人ほど発症しやすくなります。
咳喘息は、放置すればするほど気管支や肺が固くなり、呼吸器系の機能が低下します。
咳喘息のおすすめ対処法
私がおすすめしているのは、
- ハチミツコーヒー
- ハチミツ大根
- 玉ねぎスライス
- 呼吸法
などになります。
軽い咳止めにおすすめなのがハチミツコーヒーです。
咳が出だすと睡眠の質が低下しますが、ハチミツには咳の症状だけでなく睡眠の質も改善します。
また、ハチミツに含まれる強力な殺菌効果は風邪の予防・改善にも効果的なのです。
喉の腫れで痛みも伴う時にはハチミツ大根がおすすめです。
昔から愛用されてきたハチミツ大根は、角切りにした大根をハチミツに浸けるだけのお手軽レシピです。
ハチミツと大根の消炎作用で喉の腫れを抑えて痛みを取り除きます。
呼吸がしづらく、寝ているときにも咳が出る人におすすめなのが玉ねぎスライスです。
玉ねぎをスライスすると出てくる目に染みる成分は硫化アリルで、アレルギー性の発作も抑える強い消炎効果があります。
ビニール袋に入れて、枕元に置いておくだけでも夜の呼吸がしやすくなります。
最後に咳が出ないように固くなった胸郭を緩めるのが呼吸法です。
鼻からゆっくりと3秒吸って、口から4秒かけて吐きだします。
この際に、両手で肺のツボである中府を押さえます。
ここを気持ちいいくらいの強さで押さえて呼吸することで胸の筋肉が緩みます。
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咳喘息は早めの対処が肝腎!
澤楽「金タイプの金代ちゃんは身体の水分が少なくて、気(代謝)も高くないから炎症を鎮めることに重点を置く方が治りが早いんだよ」
「大切なのは、軽い咳が出だしたときにハチミツなどを食事に取り入れることだね」
金代「勉強になりました。ありがとうございます」
土麻「次は私が他にも出来る咳喘息の健康体操を教えるね~」
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院