土樹のピンとくる栄養学はミネラルのナトリウム
ピンとくる栄養学
土樹(どき) 二人兄妹 消化器系が弱りやすい土タイプ
人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学と生理学を教える大学教授。木一郎と金光とはセミナー仲間
ナトリウムとは
ナトリウムは塩の成分で海水から摂れます。
海水は、天日干しをすると結晶と上澄みに分かれます。
天日干しは、昔からの伝統的な製法で、上澄みはにがりと呼ばれるマグネシウムを含む成分で、残った結晶が塩の成分です。
こうして作られた塩には多くのミネラルが含まれます。
ですが、一般に売られる食卓塩には、他のミネラルはほとんど含まれず99%がナトリウムとなります。
天日干しで作られた塩のナトリウムは81%にとどまり、他は全てがミネラルの成分になるのです。
ここでポイントとなるのが、ナトリウムが過剰だとミネラルバランスが崩れ、体内の水分代謝を整える浸透圧が乱れて様々な不具合が起こるということです。
ですが、岩塩ならカリウムやマグネシウム、カルシウムも含まれるのでミネラルバランスが保たれやすくなります。
ナトリウムは十二指腸から空腸において能動的に吸収され、回腸では受動的に吸収されます。
塩分の過剰摂取は様々な問題を起こしますが、不足しても貧血の原因となります。
塩分はナトリウムと塩素に分けられ、塩素は胃酸の原料となります。
そして、胃酸が不足すると鉄分の吸収率が下がり貧血の原因となります。
貧血による頭痛は身体の中の塩分濃度が一定に保てない時に起こります。
そしてナトリウムの量が少なくなると、身体の保水力が下がるため血液がドロドロになり血流が悪化します。
結果として、脳への酸素の供給量が減ってしまうので、めまいやふらつきが伴いやすくなります。
ただし、最近では食品添加物に含まれる量が多いことから過剰な摂取が懸念されています。
過剰になると、
- 高血圧
- 心疾患
- ガン
などの原因になるとされています。
ですが、普段から筋肉が痙攣しやすい人は塩分の不足も懸念されます。
そのため、普段から自分の身体の状態を見極めて塩分の適正量を見極めることが大切です。
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ナトリウムは必要なもの
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院