火奈子の粘膜を強くするキラリ美容法はムチン
キラリ美容法
肌を守るのも大事だけど、しっかりと再生されるようにするのが大切よ♪
今回は肌の再生を促すムチンを紹介するね♪
ムチンとは
ムチンとは胃や腸を保護する粘膜です。
このムチンが足りなくなると胃潰瘍や潰瘍性大腸炎などの原因となります。
昔から山芋や納豆、オクラには強精作用があり胃腸を保護すると言われてきました。
これらに共通するのがムチンと呼ばれるネバネバの成分です。
ただしムチンは加熱すると変性してしまいます。
そのため山芋や納豆は生で食べる方がムチンをしっかりと摂れます。
ムチンは特殊な物質でできているわけではありませんがタンパク質の吸収を促進する作用があります。
そのためタンパク質を分解してできるアミノ酸が疲労回復に効果を出していると考えられます。
ムチンは、糖とたんぱく質が結合することによってできる多糖類なので糖質が不足することでもムチンは不足します。
ストレスによる胃潰瘍の原因もムチンだと考えられています。
- ストレスがかかる
- ストレスホルモンが出て血糖値が上がる
- 身体の糖分が不足してムチンが足りなくなる
- 胃の保護がなくなるので潰瘍ができる
という順番です。
ムチンを含む食材は、
- 納豆
- 山芋
- オクラ
などの粘り気の強い食材です。
また、ムチンは胃腸の粘膜だけでなく唾液や涙にもムチンが含まれています。
涙にもムチンが含まれ目の表面を保護しています。
そのため、ムチンが不足すると眼精疲労の原因にもなります。
ムチンを増やすには
消化器の粘膜以外にも鼻や口など呼吸器の粘膜にもムチンが含まれています。
普段から風邪やインフルエンザなどにかかりやすい人はムチン不足と言えます。
ムチンはアミノ酸の中でもセリンとスレオニンが多数つながった構造を持つ糖タンパク質です。
セリンは
- 牛乳
- 大豆
- 高野豆腐
- イクラ
- かつお節
- 海苔
に多く含まれます。
中でも、セリンは牛乳中のたんぱく質の内80%を占めるカゼインに多く含まれています。
そのためセリンは牛乳から摂取するのが効率がよく、不足すると肌荒れやシワの原因となります。
ムチンは肌に潤いをもたらす成分としても注目されています。
セリンは、非必須アミノ酸の一つで、リン脂質やグリセリン酸の元となるアミノ酸です。
セリンは、体内でさらにシステインに変換されます。
システインは、皮膚や毛髪・爪に必要なアミノ酸で甘味成分でもあります。
スレオニンは
- 卵
- 高野豆腐
などに含まれ肝臓での代謝を促し肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ作用があります。
セリンとスレオニンの両方を多く含むのが高野豆腐なのでムチンを作るには高野豆腐がおすすめです。
アミノ酸は単体で摂取するよりも、他のアミノ酸を多く含む食材と組み合わせることで、より効果的です。
また、スレオニンはムチンだけでなくコラーゲンを合成する材料でもあります。
体内ではグルコースを生成する際の材料にもなる糖原性と呼ばれる性質を持つアミノ酸です。
そのため普段からの糖質の摂取が不足していてもスレオニンを摂取していれば大丈夫です。
一般的に焼き魚よりも煮魚に多く含まれ、骨から溶けだしたゼラチン質はスレオニンの宝庫です。
加えて摂りたいビタミンA
ビタミンAはムチンの産生を促すことが知られてします。
動物性食品に含まれるビタミンAはレチノールとも呼ばれます。
ムチンは粘膜で保護する効果で胃炎や胃潰瘍などの病気の予防に役立ちます。
胃腸の粘膜はストレスなどによる緊張状態が続くと粘液の分泌が低下してしまいます。
胃の粘液がうまく分泌されていないと、粘膜の働きが低下し強い酸性を持つ胃酸からのダメージを受けやすくなります。
ムチンには、肝臓や腎臓の機能を高める効果があると考えられています。
腎臓は、
- 塩分
- 有害物質
- 老廃物
- 余計な水分
などの不要なものを排泄する重要な器官です。
体内の津液(水分)のバランスを保ち血圧を調節するには大切な成分です。
ムチンが粘膜の働きを高め、ウイルスの侵入を防ぐことによって様々な病気を予防する効果があります。
また、ムチンは腸の粘膜を強くして腸内環境を整えます。
ムチンを多く含む食品
- ナメコ
- モロヘイヤ
- レンコン
- 明日葉
などです。
唾液腺に存在する低分子ムチンは好中球による菌の貪食作用を促す働きがあると考えられました。
さらにムチンは水分を保湿する効果が高く肌の水分を保ちます。
つまりみずみずしい肌を作るにはムチンは欠かせません。
ハリやツヤのある肌を作るためにはムチンを摂取するのがおすすめです。
だからムチン自体を摂取するのも良いんだけど、ムチンを合成するための栄養をとるのもおすすめね♪
アンチエイジングには欠かせない栄養ね♪
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院