肝気犯胃を解消するポカポカ経絡体操は太衝
ポカポカ経絡体操
だから胃の症状ですけど、肝経のツボを刺激してストレッチします~。
太衝とは
肝気犯胃を解消するのは太衝というツボです。
太衝は主に瀉法に用いられる肝経の原穴で、肝鬱気滞を解消するのに向いています。
肝の虚の多くは腎陰不足から肝陽上亢まで悪化した場合のみで、太衝は肝の機能が亢進した場合に用いられます。
疏肝理気や温肝理気に用いられ、血(栄養)や津液(水分)の流れを調えます。
場所は足の親指と人差し指の間の分かれ目です。
軽く押しても肝臓に不調があると少し痛みを感じます。
太衝は、
- 血流を良くする
- 冷えを改善する
などの効果で肝機能を高めます。
肝臓はストレスが多いと酷使され機能が低下します。
肝臓のツボが並んでいる肝経(かんけい)は肉体ストレスと精神ストレスの両方に効果があります。
ストレスが多いと交感神経が優位となり身体が冷えてきます。
自覚は無くてもストレスが多い時には体温が下がっています。
そんな下がった体温を高めてくれるツボでもあります。
また眼精疲労やアルコール性の肝臓の疲れにも効果があります。
太衝は補肝と補血の働きがあり肝血虚が原因の肝鬱気滞(かんうつきたい)を解消する効果があります。
この太衝の位置を指で時計回りに押しながら30秒ほど刺激しましょう。
大きな筋肉がある訳ではないので、少し痛いくらいの軽めの刺激にしましょう。
ストレッチ)
太衝は親指を反らせる長母指伸筋(ちょうぼししんきん)と人差し指を反らせる長趾伸筋(ちょうししんきん)が走っている場所になります。
二つの筋肉は前脛骨筋と一緒につま先を持ち上げる働きもあります。
長趾伸筋は一部が第三腓骨筋になります。
太衝の位置は長母趾伸筋のトリガーポイントでもあり、ぶかぶかの靴やハイヒールなどを履くと親指を反りやすくなり、その状態で早歩きをすると大きな負担がかかる場所です。
足の親指でグーにして指を反らせばストレッチがかかり、足首も一緒に反らせて底屈させるとより効果的です。
そのため正座をしても軽くストレッチがかかります。
気持ちいいくらいに足の甲を伸ばしましょう。
だから足元を刺激して熱を下げてやることが解消のポイントです~。
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院