腎陰虚を解消するポカポカ経絡体操は湧泉
ポカポカ経絡体操
腎陰虚は加齢とともに現れる水分不足です~。
そんな時に使う湧泉について解説します~
湧泉(ゆうせん)とは
湧泉は腎臓の機能を高める代表的なツボです。
場所は土ふまずのやや上で、足の指を曲げたときにちょうど窪むところです。
名前の通り気力や生命力が泉のように湧くツボです。
主に足に溜まった老廃物の排泄を促すことで津液(水分)の流れを調節します。
津液の流れを良くすることで陰虚や痰湿(たんしつ)の解消に役立ちます。
また、血液の循環も良くするので更年期の女性に多い冷えのぼせを解消する効果もあります。
足の裏に行く神経は内くるぶしの下を通って足の裏から足の指にむかいます。
腎経は湧泉から始まり内くるぶしの辺りを通って足の内側を通ります。
内くるぶしの後ろには足根管と呼ばれる狭いトンネルがあり、その中を神経と動脈、静脈が一緒に走ります。
足裏の反射区から見ると湧泉は太陽神経叢になります。
太陽神経叢はみぞおちの奥にあり横隔膜の真下になり、腹腔神経叢(ふくくうしんけいそう)とも呼ばれる自律神経の塊です。
湧泉を刺激するには、足裏にゴルフボールを置いて軽く踏みつけながらコロコロと転がして刺激するのが楽で効果的です。
この湧泉がある位置には足底筋膜があるので、湧泉を刺激して緩めておくと足底筋膜炎の予防にも役立ちます。
通常であれば足底に溜まった老廃物はリンパから回収されますが、運動不足の人はリンパの流れが悪いために老廃物がどんどんと溜まっていきます。
溜まった老廃物は大きな塊となって炎症の原因となり、炎症が続くことで腎陰虚を悪化させます。
毎日でもゴルフボールのような硬いものを1~2分は踏んでおくと老廃物が流れ、老廃物が流れ切るとゴルフボールを踏んでも痛まなくなります。
足裏を刺激した後にストレッチをしましょう。
指を立てて正座をすれば足裏のストレッチになります。
まずは20~30秒ほど続けて1日に3回くらい行いましょう。
運動不足が続くと足腰が弱って腎に悪影響を及ぼします~。
だから運動不足な人ほど湧泉を刺激しましょう~
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院