運動を助けるアミノ酸
ピンとくる栄養学
今日は運動を続けるのに大切なタンパク質を構成するアミノ酸について解説します~
運動にはアミノ酸が必要
運動をすればアンモニアが老廃物として生成されるので、運動を続けるにはアンモニアの処理が必要になります。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進する物質で、オルニチンなどと共にアンモニアの解毒に働きます。
成長ホルモンは抹消組織でのアミノ酸の取り込みを促してタンパク質合成を盛んにします。
成長ホルモンは睡眠と運動で分泌が増え、特に筋トレによる筋肉の刺激が成長ホルモンの分泌が盛んになります。
穀類に含まれるリジンはメチオニンと合わせてカルニチンとなり、脂肪酸の代謝に関与してクエン酸回路を活性化します。
メチオニンはグルタチオンやタウリンの原料となり、肝臓で多く発生する活性酸素を無害化します。
メチオニンは豚肉や納豆、カツオやマグロに多いのが特徴です。
また、メチオニンはアルコール肝炎からの回復にも役立つとされています。
フェニルアラニンは肝臓と腎臓でチロシンに変換され、カテコールアミンのドーパミンからノルアドレナリン、アドレナリンの順に合成されます。
チロシンは暑熱下で運動能力を向上させると考えられています。
アラニンとプロリンを糖質と組み合わせることで、糖質からより多くのグリコーゲンを作ります。
また、アラニンはグルコースが不足したときにアミノ酸からの糖新生を促したり、アルコール代謝を促したりします。
身体を回復させるためにもアミノ酸を意識して卵や肉類、魚などを摂りましょう~
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院