ピンポイント経穴は気虚を解消する関元
ピンポイント経穴
このツボは冷え性で体力のない女性には特におすすめです(私にぴったり)
関元(かんげん)とは
関元は元気の関所と言われ、気(代謝)の流れを整えるツボとして有名です。
身体が弱くて元気がない人は気(代謝)が不足しています。
下腹部にあり丹田(たんでん)という場所とも一致しており、奥には骨盤内の臓器に神経を伸ばしている骨盤神経叢があります。
関元は婦人科疾患の治療にもよく使われます。
この関元を温めておけば骨盤に内蔵されている腸や生殖器などの動きが良くなります。
生理痛が重かったり、生理の前に不調に悩まされている女性は日頃から関元を温めておくと症状が解消されやすくなります。
また関元は小腸の募穴(ぼけつ)で小腸の気(代謝)が集まる場所とされています。
他にも天枢(てんすう)は大腸で中脘(ちゅうかん)は胃の募穴です。
募穴は陽病に効くとされており、陽病とは身体が元気で病気に対抗している状態を指します。
小腸の陽病には高熱や腹痛、便秘などが主な症状です。
関元を刺激しよう
まずは関元の場所を探しましょう。
関元はヘソから3寸(指4本分)を下にいった所にあります。
恥骨にかなり近い位置にあるのが分かります。
関元の気(代謝)が不足していると触った時に窪んでいるのが分かります。
気が不足した気虚の状態の人は下腹部がぶよっとします。
この関元の位置が窪んでいると気虚の状態で、疲れやすくなったりやる気が出なくなったりします。
基本的に関元への刺激は温めるか擦ります。
時計回りに優しく30秒ほど擦りましょう。
温める時にはカイロなどを置いても良いですし、半身浴などで時間をかけて温めるのも効果的です。
普段から足元が冷えていると、足から冷えた血流が上がってきて関元が冷やされます。
そのため関元だけを温めるのではなく足元も温めておくのが大切です。
普段から疲れやすく寒がりの人は関元が冷えています。
だから関元を温めて身体を元気にしていきましょう(一緒に)
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筆者:澤 楽
鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。
澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院