金光が語る漢方の歴史は八味仙(はちみせん)

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陰陽経営セミナー

木奈(もくな) 三人姉弟の長女で弟と妹 代謝系が弱りやすい木タイプ

姉御肌で面倒見がいい長女タイプ、陰陽の太極図を基にした経営のセミナー講師をしている。

⇒木奈の陰陽経営セミナー一覧

木一郎(もくいちろう) 三人兄弟の長男 代謝系が弱りやすい木タイプ

几帳面で気質、理論的だが怒りやすい面も。仕事大好きで競争に強い。鍼灸用品や漢方薬を販売する会社の経営者で金代と水太の上司。

土樹(どき) 二人兄妹 消化器系が弱りやすい土タイプ

人間関係を重視してボランティア大好き、土麻のお兄ちゃん。想像力が豊かで歴史もののマンガが大好き、栄養学と生理学を教える大学教授。木一郎と金光とはセミナー仲間

金光(かねみつ) 一人っ子 呼吸器系が弱りやすい金タイプ

持論が強く人の話を聞かない研究者気質。水江の店の常連さん。嫌いなことはしないタイプで愚痴が多い。フリーライター。歴史が好きでグルメ。

金光
調味料と言えば、昔から伝わる八味仙はご存知ですか?( ̄▽ ̄)
木一郎
初めて聞くのだよ
珍しい名前ね
木奈
土樹
面白そうだから聞かせてよ~

八味仙とは

漢方の歴史は日本でも古く、江戸時代までは様々な秘伝薬が伝わっていました。

その中の一つに八味仙があります。

七味唐辛子の一種である八味仙は、

  • 唐辛子
  • 陳皮
  • 白ゴマ
  • 黒ゴマ
  • 粉山椒
  • 青のり
  • 黒胡椒
  • 麻の実
  • けしの実
  • ウイキョウ

の10種類の香辛料を調合したものです。

また、通常の七味にはないゴマや青のりが入っていることで、香ばしさと磯の風味を感じることができます。

更に、甘い香りと苦みが特徴で口の中に入れると、最初に甘い香りが広がり、その後にスパイシーさが口の中に広がります。

七味唐辛子にも、胡麻と麻の実、けしの実、山椒、陳皮、青海苔が含まれるのでかなり味は似ています。

そのため、発汗作用と栄養の吸収率を高めて血(栄養)や津液(水分)の滞りを解消するのに役立ちます

そこにウイキョウと黒コショウが加わっているので、胃腸を整える効果も加わります。

ウイキョウはハーブティーではフェンネルと呼ばれ、甘い香りが人気です。

 

江戸時代から伝わる栄養調味料

金光
いかに昔から胃腸の不調を解消する工夫があったかということです
さすが博学なのね
木奈
木一郎
漢方薬の解説にも使える話なのだよ
土樹
僕の講義にも使えて、勉強になるね~

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筆者:澤 楽

鍼灸マッサージ師で東洋医学と西洋医学の融合と併用を目指しています。
農学部出身なので栄養学から見た薬膳についても書いていきます。普段は大阪市中央区のほのか整骨院で院長をしています。 澤楽はペンネームです。
ほのか整骨院

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